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カテゴリ:その他( 6 )

2016年 03月 13日

先月ぐらいから、ある仕事が上手くいかず悩んでいた。

手の込んだリングの仕事、素材はK18とK18WG・・・。

組み込み、ロー付けの段階では何の問題もないのだが、仕上げの段階でどうしても色が出ない orz

K18WGはメッキ仕上げなので、仕上げ工程が一つ欠けるのだが、メッキが上手く乗らないらしく

返品で帰ってきてしまう、貴金属地金の他に異素材が入っているのが原因かもしれないが・・・。


表面処理が上手くいかない(-_-)


しかも、リングの素材に使われるパーツが見た目は同じでも、パーツを買っている会社によって

それぞれ性質が少しづつ違い三種類のパーツがあるが、仕入れの関係で取引先でもそれを統一することが難しいらしく

毎回性質の違うパーツを使わなければならないので、表面処理が上手くできるときもあれば

全く同じやり方でも上手くできない時がある。


散々悩んだ挙句、取引際でこのリングを制作しているもう一社の職人さんの工場を

取引先の営業二人とうちの会社の社長と私とで訪れ、制作工程を見せてもらうことになった。


その職人さんはKさん、工場に入ると他に職人さんが5人ほどデスクに向かって仕事をしている。

貴金属工房の独特な雰囲気・・・一目でできる職人なのが感じ取れる。


組み込みから仕上げまで、一通りのことを教えてもらい

帰ってきてから同じ道具、溶剤などを買い込んで、何度もテストした結果

やはり問題なのは表面処理 orz どうしても狙った色が出ない、くすんでしまう。


そしてまた、Kさんに連絡して社長と私でくすんだリングを持ち込み、目の前で再処理をしてもらったが

まるで魔法をかけたかのように輝いて仕上がるリングに、何も言葉が出なかった(-_-)

私は処理するKさんのすぐ後ろで、その工程全部を食い入るように見ていたけど

やってる事は私とほぼ同じと言うか・・・同じ。

何が違うのかがわからない・・・それが一番の原因。

恐らく何かが違うことは確かだし、その微細な違いを理解すれば、悩んでいたことが嘘のようになることも分るが

それはKさんと私の年期と言うか、場数の違いと言うか、レベルの違いだろう(-_-)


帰社してから、薬品の量や容器などをもう一度見直し、再チャレンジする予定だが

一発勝負で二回目のやり直しがきかないし、何しろ貴金属なので失敗したときの損失がデカい・・・。


大概の事は苦労する事柄でも、やり方さえ習得してしまえば問題なくできるのだけど

何だか久々に大きい壁にブチ当たった感じ。


でも、失敗することにより得たものもあった。


普通、貴金属職人に限らず職人と言う仕事に携わる人は、多かれ少なかれ自分の技術が外に漏れるのを嫌う人が多い

苦労して導いた方法を、見ただけで盗まれるのを嫌がるからだ、

工房に入るのさえ拒む職人すらいる中、Kさんは快く向かい入れて、しかも微に入り細に入り

包み隠さずオープンに教えてくれるのは、最初にお会いした時に不思議でしょうがなかった。


勿論、教えてもらった技術を生かして私の工場の生産量が上がれば、Kさんの工場の仕事を奪ってしまうことになる。

よほどこのリングの仕事が嫌なのか?それとも他の仕事がやりきれないほどあるからか?

最初はわからなかったが、Kさんと何度かお会いしてお話ししている時にわかった。

一番印象に残っているのが・・・


「仕事で色々無茶な依頼が来るけど、できないって言いたくないんです」


恐らく、このリングの仕事に限らず、数えきれないほどの失敗を重ね、そこから正解を導き

今まで職人としてやってきたKさんだからできる仕事、製品と言うのがいくつもあるのだと思う。


自分の技術を包み隠さず教えてくれるのは、Kさんの積み重ねた失敗と正解が誰よりも多いから

正解だけ教えてもらっても、深く理解しなければ同じような失敗を繰り返すことになるから。

また貴金属製造に携わる人の減少、高齢化もあるだろうか?


一昔前の、親方にくっ付いて背中越しに見て技術を盗み、自分のものにするのは昔の話

特許関連は除外して、その他の技術は同業者の誰にでもオープンにした方が業界の技術向上にもなる。


今回問題の表面処理みたいに、オープンに教えてもらってもできないこともある

Kさんにあって、私にないのは失敗の数じゃないのかと最近思っている。


自分の技術に溺れれているわけでは決していないし、この職人の世界では

私はまだまだ若造の一人に過ぎない。

毎日売り上げを上げるためのルーティンな仕事をこなし、手の込んだ難しい仕事を避ける傾向にあった自分は

職人として自分の成長を自分で止めていることになっているのかもしれない。


また、難しい手の込んだ時間のかかる仕事に見合った工賃の支払いを渋る業界にも問題があるのだと思う。

勿論、職人さんは工賃を稼ぎ生活しているのだから、割に合わない仕事は避けるのも正解と言えば正解だろう。


何だか・・・この仕事で色々考えさせられた(-_-)


私の周りの職人さんの中でも、久々に「この人スゲェな」って人に出会えただけで

私にとってプラスだし、いくら追いかけても追い抜くことはできない存在かもしれないが

追いかけ続けてやろうと自分に誓いました。


職人って一言で言っても、職人になるための試験があるわけではありません。

業界に身を置き、職人として何十年従事していても知らない事もあれば、できない製品もある・・・。

知らない事があるから、できない製品があるから職人では無いのかとは思いせん。

誠心誠意、自分の一生をかけてその仕事を突き詰めようと思っている人が

職人なのではないかと、Kさんを見て感じました。


私なんぞはまたまだですな(-_-)



ノシ

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さて・・・。

釣ってきた獲物を頂くのも、釣りの楽しみの一つなのですが、

今回もヨメが頑張って捌いてくれました♪


まず、釣りから帰ってきた日の夕飯に食べたのが

『カワハギのお刺身、肝和え』

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まっ、カワハギ料理のド定番ですが、やっぱり美味い!

肝の上に乗せられた、ほんの少しの柚子の香りがたまりません♪

絶対フグ刺しより旨いと思うのです!・・・数回しかフグ刺しを食べた事が無い私が言うのもなんですが(汗)

画像がありませんが、カワハギのアラで出汁を取った味噌汁も一緒に頂きましたが、コレもまた絶品でした(^^)


アマダイとイトヨリはクーラーの中で熟成して、二日目に頂きました。


『アマダイのお刺身』
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切り身の上品な甘み、食感、最高です♪

鱗を残したまま素揚げした皮も、サクサクして美味しかった。


そして、アマダイの外道で釣れた嬉しい外道


『イトヨリのニンニク、ネギのレモン風味』

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グリルで時間をかけて焼いたようです。外道とは言え、アマダイにも引けを取らぬ一品!

イトヨリのたんぱくな身と一緒に食べるニンニクやネギがたまりませんでした♪


釣りから帰ってきて、心地よい疲労感を感じ

風呂から上がって、釣ってきた獲物で酒を頂く時間が、本当に至福の時であります。


ヨメに感謝 (-人-)



ごちそうさまでした!





ノシ

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